北野 武 監督の新作映画「首」の公開はまだだけど、プロモーションを見る限り、凄い映画である事はビンビンと感じる…
まあ、ネタバレになるので原作小説の内容は書かないけど、映画のプロモーションを観て嗅ぎ取ってもらえれば期待度の高い作品だと思う!
僕は史実を題材にした時代劇小説なり映画、ドラマは大好きで、よく観るんだけど。この「首」で描かれる織田信長像が一番リアルなのではないか…と個人的には思うんだよ。
今、大河ドラマで「どうする家康」でもV6の岡田さんが信長を演じているけど、従来の恐ろしい信長像はこんな感じが主流だったと思う。
今回の北野 武 監督の「首」の信長は衝撃的のキャラだけど、実物はこんな感じだったのでは…?って感じてしまう。
また、本筋の北野監督が考える、豊臣秀吉が狡猾に明智光秀を信長暗殺へ誘導した…という内容も「本当にそうなのでは?」って思ってしまう。
かつてない信長像に期待が高まるばかりだが…
そんな「首」の構想を北野監督が、存命中に巨匠・黒澤 明 監督に話したそうだ。
その時に黒澤監督が「この映画が実現したら七人の侍を超える作品になるかもしれない…」と言われたそうだ。
そう言えば、この映画「首」のキャッチフレーズが構想30年!って言われているけど、実はその頃にNHKの特別対談番組で黒澤監督が「北野 武 監督」と「宮崎 駿 監督」と対談しているんだよ。
その時の印象が宮崎監督は黒澤ファンで前のめりで対談していて、北野監督の場合は逆に黒澤監督が、凄く楽し気に「ビート君」なんて呼んで嬉しそうだったんだよねw
後に、この対談以降に黒澤監督は自分の後継者は北野監督だって言っていた事も有るんだけど、どうやらこの時に「首」の構想も話していたのかも知れないね。
まあ、ネタバレは出来ないけど北野監督の「首」が公開されるまで、皆さんとこの楽しみをシェアできたら幸いです。