最近、僕が尊敬するクリエーターがこの世を去る事が増えて来た…
世が知る事なく近親者だけの記憶だけを残して、亡くなられる方々が普通の生涯では有るが。世に名を馳せて、多くの創作作品を残し、未来の人達にも認知されるクリエーターの死は寂しくもあり、証しを残してくれた事へ「敬意」と「感謝」を込めて「ありがとう」と送り出したい。
そして、鬼才?奇才?にして名匠、唯一無二のカルトセンスを形にした作品を世に送り出して来た映画監督の「デビッド・リンチ」がこの世を去った…
(僕はデビッド・リンチを奇才と称したい)
謹んでお悔やみ申し上げます
上記で「証しを残してくれた事へ「敬意」と「感謝」を込めて「ありがとう」と送り出したい…」などと記載はしたが。
デビッド・リンチは闘病中には最後まで現役にこだわって来た…と聞くので、無念な最後だったのだろう。
唯一無二のセンスと書きましたが、デビッド・リンチに並び立つスタイルの作品を制作する監督を見た事が無いし。
残念ではあると思いますが「敬意」と「感謝」の気持ちを込めて「ありがとう」と言う言葉を贈ると共に、デビッド・リンチ監督作品を後世に伝える事を誓いたい。
さて、デビッド・リンチ監督を一躍有名にした作品「エレファント・マン」。
総天然色映画…カラー映画が当然となっていた時代に、あえてモノクロ表現の映画として作品を発表し、しかも当時の社会では、誰もがモラル的に作品として取り組むには躊躇する、障害者をモチーフにして、主人公の生きざまを描くという斬新かつカルトな奇才ぶりの作品には驚かされた。
この「エレファント・マン」が評価されて、それ以前に制作されたデビッド・リンチが製作・監督・脚本・編集・美術・特殊効果などを一人でこなしたカルト系の作品「イレイザーヘッド」の狂気的を見ても、この作品有りて「エレファント・マン」なんだよな…って感じた衝撃のデビューだった。
しかし、その後に制作された、デビッド・リンチ監督作品で僕が「面白い!」って思っていた作品が、何故が各紙の追悼記事にはタイトル掲載されていないんだよね…なんだか悔しいよ!
そりゃね…確かにカルトな「ツインピークス」や「ブルーベルベット」のタイトル名が上がるのも分かるけど、僕が一番に上げたい作品はそことは違うんだよ!
特にデビッド・リンチがどういう奇才監督かを表した狂気とコメディを表現したドラマ作品の「ツイン・ピークス」にはかなりハマりましたが…
しかし、そこじゃ無いんです!僕が一番に上げたい作品は何と言っても「ストレイト・ストーリー」なんですよ!
以前、当ブログでも記載したので参照していただければありがたいんだけど。この「ストレイト・ストーリー」という作品は、間違いなく映画史上に残る名作である事は信じたい!
淡々とした大人しいロードムービーなんだけど、一般人が普段、内面に秘めた薄い狂気がもたらす「さりげない感動」が表現されていて、デビッド・リンチという監督の奥深さや思慮深さを感じられる作品なんだよね。
そんな「ストレイト・ストーリー」に続いて、僕がデビッド・リンチ作品で上げたいのが「デューン/砂の惑星」です!
最近、リメイクされて大ヒントした映画「DUNE/デューン 砂の惑星」の大元はデビッド・リンチが最初にj原作を映画化したんですよ!
当時は原作の再現は不可能…と言われていた作品を莫大な制作費をかけたのに大コケした作品なんですが、僕は大好きなんです!
僕のデビッド・リンチ作品で名作順位の上位に入れたい作品、それが「DUNE/デューン 砂の惑星」なんです。
実は、この「DUNE/デューン 砂の惑星」は原作が好きで最初は観たんですが…
随所にデビッド・リンチのカルトなエッセンスが紛れ込んでて、独特なSF映画に仕上がっているんです。
そこが面白い要因の一つなのですが…
僕がハマり!大感激してしまったのが。「DUNE/デューン 砂の惑星」のビックリする配役なんです!
それは、あの伝説のロックバンド「ポリス」のボーカル「スティング」が敵役で登場するんですよw
そりゃ大好きな「ポリス」だし、ソロアーティストとしても大好きでカッコイイ「スティング」が登場するんです!涙がこぼれ落ちますよ!
このブログを書いている最中も「シンクロニシティⅡ」「見つめていたい」「ゼニヤッタ・モンダッタ」「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」…などなどが脳裏に鳴り響いて来ます!
まあ、デビッド・リンチの追悼で熱く「スティング」を語るのもどうかと思いますけど…もう少し…
そのスティングですが。俳優として「砂の惑星/デューン」以外にも「さらば青春の光」という作品にも出演しているんです。
内容を書くとまた長くなるので書きませんが、個人的な感想を言えば「ロッカー図」のスティングがなんで「モッズ」役なん?って思います。
まあ、モッズスタイルでロックをやってた「ビートルズ」も居たので、まあその辺は良いでしょう…w
しかし「砂の惑星/デューン」はスティングの出演だけに留まりません!
この「砂の惑星/デューン」のテーマソングにはさらに驚かされました!
「砂の惑星/デューン」のテーマソングを担当したのが、またまた伝説のロックバンドの「TOTO」なんです!
そこはスティングじゃないのかよ!って言うところですが、こちらも大好きな「TOTO」だから個人的には大歓迎なんです!
【Dune (Desert Theme)・ライブ】
【Dune (Desert Theme)・サントラ版】
【Dune (Desert Theme)】
実はこの「TOTO」は若かりし頃の僕が洋楽にのめり込むきっかけになったロックバンドなんですよ!
【宇宙の騎士 By TOTO】
僕がクリエーターとしてイマジネーションを耳から培う為に今でもTOTOの「宇宙の騎士」などは聴きつづけているアルバムなんだけど。
平成生まれ以降の若者にはこの「TOTO」というプロフェッショナルなロックバンドが奏でるサウンドはどう映るのかは分からないが、カッコイイって感じてくれたらオジサンは嬉しいんでけどねw
逆に令和の世には新鮮に感じる曲調かもしれないし、若者に心に響いて欲しいと願いたいね。
もはやデビッド・リンチの追悼ブログからドンドンと遠ざかっている感じがしますが、デビッド・リンチの大コケした「砂の惑星/デューン」に僕がこだわるのは、こう言う音楽のビックネームが参加しているミーハー的な所も大きいんです!w
最近のリメイク版の「DUNE/デューン 砂の惑星」も大ハマりしてはいるんですけどね!w
こう言う違う視点での奇才の監督デビッド・リンチの追悼ブログを書きましたが、共感いただける皆様とシェアできたら幸いです。