さて、話題も話題!サンライズとスタジオカラーがコラボレーションして制作された、新ガンダムシリーズ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX (ジークアクス)」が、去年からこの夢のコラボとして業界を賑わしているけど。
初回の先行劇場公開で見えてきた「シン時代到来」の片鱗が見え隠れ…
これはもう「(裏)シン・シリーズ」ではないのか…?って事なんだよ。
少なくとも僕はそう思ったし、ビンビン感じた!
(裏)シン・シリーズと個人的に称したのは。監督は鶴巻和哉氏と言う事で庵野秀明監督じゃない…
いわゆる「シン・シリーズの スピンオフ」という位置付けと感じたわけよw
まあ、ネタバレ注意の上記の記事にはよると。鶴巻監督がインタビューで庵野さんが書いた脚本級のプロットが映画一本分級だったそうで、そのプロットには庵野さんの願望がたっぷりと詰まっていた…という事なんだよね。
まあ、詳しく書くと最悪のネタバレになるので、このブログには詳細には書きませんが。
冒頭で画かれる一年戦争が庵野流のパラレルワールド展開なんだそうです!(ちなみに僕はビックリしました)
「パラレルワールド」即ち、平行世界とか「ifの世界」たらればの世界線…
もし従来の誰もが知る一年戦争とは違う展開で、誰もが知る世界線とは違う別の世界線をベースに画かれる未来の展開…それが「機動戦士Gundam GQuuuuuuX (ジークアクス)」だという事なんですよ。
(ネタバレせずに書くとややこしいな!)
そのストーリー展開のベースを知ると、どうしても「シン」の称号に突き当たってしまうんですよね…
庵野秀明監督が現在までリリースして来た「シン・シリーズ」は「庵野が思うパラレルワールド」で展開されて来たと思うんですよ。
当時の原作アニメや特撮を庵野秀明というフィルターを通す事により、庵野秀明の思うところの世界線で原作が改変されて画かれて来たのが「シン」の称号を持つ作品だと思うんです。
確かに、今回の監督は鶴巻監督で有り、前面に庵野さんは出てきていません。しかしプロップ制作をしたとか聞くとやっぱり庵野秀明の思い入れが入り、どうしても「裏のシン・シリーズ」或いは「シン・スピンオフ」と称しても良いのではないでしょうか…と、そう思うんですよ。
まあ、本当のところ、答え合わせは「機動戦士Gundam GQuuuuuuX (ジークアクス)」の放送後に出るのだと思うのですが…
しかし気になるのが、ネタバレになるので詳しくは書きませんが。一年戦争をここまでの改変して、あの!ガンダムの父、富野由悠季氏がよく許可を出したな…って思うんですよ。
もう一度、言いますが「あの富野由悠季がよく許可を出したな!」って事ですよ!
ガンダムに対する庵野秀明の熱い思いは「機動戦士ガンダム・逆襲のシャア友の会」を見ても分かりますが…あの富野由悠季が!ですよw
でも本当に富野由悠季がよく許諾したよな…「機動戦士Gundam GQuuuuuuX (ジークアクス)」での一年戦争をここまで改変して怒らなかったものだよw
まあ庵野さんと深い部分で冨野さんも共鳴する部分が有ったのかも知れないね…
でもね、今回に限らず、過去に似たようなシチュエーションの出来事が有ったんだよね…
それは2012年に東京都現代美術館で開催された「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」という企画展で、特別上映された「巨神兵東京に現わる」の製作前の話しなんだけど。
庵野さんが巨神兵をモチーフにした「巨神兵東京に現わる」という特撮ショートムービーの制作に、許可をもらいにスタジオジブリの鈴木プロデューサーへ頼みに行った時のこと。
鈴木さんは「ダメだと思うけど宮さんに頼みに一緒に行くよ…」って宮崎監督の所へ二人で行ったそうなんだけど。
まあ、鈴木さんは「無理だろな…」って思っていたらしいけど、宮崎監督があっさりOKを出して驚いた!って言う出来事が有ったんだよ。
ひょっとしたら宮崎駿の自慢の一つ「初代ゴジラ」を劇場で僕は観た!…ってのが影響したのかもね…w
もう一つエピソードを付け加えると。TV番組で庵野さんの特集が有ったときも、宮崎監督が庵野さんについてのインタビューに答えていて、「風の谷のナウシカ」制作時の庵野さんの様子をよく憶えていて、ニコニコしながら、その面白エピソードを話していたんだよね。正に我が子の思い出を話すようにねw
まったく、実子の宮崎吾朗氏に対してこんなに、ニコニコしながら思い出話しをするのかな?…って思うほどの満面の笑顔で、不遇の息子に強くあたる頑固オヤジ象を崩壊させた、宮崎駿と庵野秀明のエピソードも有ったんだよね。w
これは宮崎駿もう自分の後継者を庵野秀明を指名した…って思われても仕方がないよね。
そして今回のガンダムの父、富野由悠季がライフワークとも言うべきガンダムの…しかも、起源ともなる一年戦争のエピソードを庵野氏に預けて、改変を許した…
上記の宮崎駿が墓場まで持って行きそうな最初の代表作「風の谷のナウシカ」に登場する「巨神兵」を庵野秀明に触らせる…
即ち、自分の後継に庵野氏を指名したと言っても過言では無いと思う。
そして、今回の富野由悠季のライフワークにして、その起源とも言うべき「一年戦争」を庵野秀明に触らせる…
もう、後継に指名したのでは?…っと思ってしまっても仕方がないだろう。
本当に素人の個人的な推察だけど、いかがでしょうか?w
それにしても、アニメ界の大御所はどうしても、日本アニメの将来を庵野秀明に託したいのかな…
本当に庵野さんは大変だろうな…でも本人は逆に生き生きとしているのかも知れないけどねw
今回、株式会社カラーがガンダムシリーズのコラボレーション制作に乗り出したのに加えて。
これまた日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」をベースにした新作制作の権利を取得しているので、「シン・機動戦士ガンダム」に続き「シン・宇宙戦艦ヤマト」が実現する可能性も非常に高くなったな、と感じる今日この頃!
今後、庵野秀明の野望「シン・新シリーズ」の展開に興味津々の皆様と「シン時代」到来を期待してこのブログをシェアできたら幸いです。