つい最近、気づいたんだけど、今から37年前にリリースされたアルバムが、21世紀の現在でも色褪せないで、全然ふるさを感じないんだよ…
その楽曲アルバムとはアイルランドの音楽アーティスト「Enya」のアルバム「Watermark(ウォーターマーク)」なんだけどね…
元々は「Watermark(ウォーターマーク)」に収録されていた「Orinoco Flow(オリノコ・フロウ)」というちょっと変わった数え歌のような曲が世界的大ヒットしたのが1988年、約37年前のことでEnyaを一躍、有名人にしたんだよ…
ちなみにEnyaはソロデビュー前には兄姉グループ「Clannad(クラナド)」で短期ではあるが所属して活動してい。
実はこの「Clannad(クラナド)」はアイリシュ繫がりというか、あの世界的ロックバンド「U2」のワールドツアーにも帯同してバックコーラスを務めるなどをしていたほどの実力のあるグループです。
まあ、兄姉とのそりが合わなくて早々にEnyaは脱退したんだけど、その後、ソロとして独立し大ヒットを飛ばしたわけなんですがw
それに加えて、ちょっと小ネタなんだけど「Clannad(クラナド)」でメインボーカルを務めていたEnyaの姉「Moya Brennan(モイヤ・ブレナン)」もその後、Enyaに続いてソロデビューしたりしている。
話がちょっとそれたけど、Enyaの話しに戻しますと…
まあ、上記にも書いた「Orinoco Flow(オリノコ・フロウ)」の大ヒットだけなら、僕はここまで、長年Enyaのファンにはならなかったと思う。
完全に僕の心を撃ったのはアルバム「Watermark(ウォーターマーク)」に収録されている、別の曲で「Storms in Africa(ストーム イン アフリカ)」を聴いてからなんだよ。
この曲をラジオで聴いた時に、何なんだこのポップでも無くクラシックでも無く…本当に聴いた事がないデジタル音源の使い方をした、リズミカルな曲調で雄大で清涼感がある感覚的に刺激される音楽は!…と凄く新鮮な驚きを受けたんだよ!
今までのに聴いていたテクノやニューウェーブのようにエレクトリックを強調した電子音楽ではなく、凄くアナログ感覚がある表現はEnya以前はなかったジャンルだと思ったんだよね。
【Storms in Africa(ストーム イン アフリカ)ゲール語版】
どうですか?「Storms in Africa」を聴いてみて…
21世紀の現在、聴いても37年というタイムラグは全然かんじないし、色褪せていないし、今の若い人が聴いても新しい感覚で新鮮さを感じていただけたのではないでしょうか。
たぶん、その新鮮さ秘密はEnyaの楽曲が、どんなジャンルにも系統していない音楽で、唯一無二のオリジナルスタイルだということ、そして、それ故に世界の流行に左右される事も無く、新鮮さを保ち続けられる、そんな音楽だからだと思うんですよ。
まあ、考えて見てください。音楽ジャンルとしてニューエイジにカテゴライズされていはますが、Enyaと競合するスタイルのニューエイジ音楽は見当たりますか?…無いでしょう?そう言う事なんですよ。
音楽制作に自分ひとりだけですべてをこなし、コーラス自体も他人頼らず、自分の声を多重ボーカルで表現していたり、まったく誰もやっていないようなスタイルで、唯一無二のオリジナルスタイルを確立してしまっているので、他に比較対象する音楽が見当たらない、という事が37年間という時間に大きく左右される事無く現在に至っているって事なんでしょうね。
ちなみにこの「Storms in Africa(ストーム イン アフリカ)」はゲール語(アイルランド語)の歌詞で最初は歌われていたのですが。
後に英語版がリリースされる事となりましたが。僕はやっぱり最初に心を射抜かれたのはゲール語版なので、英語版よりもゲール語版の方が好きです。
【Storms in Africa(ストーム イン アフリカ)英語版】
もう一つ、Enyaの曲でゲール語版と英語版が存在する曲があります。そちらの曲もゲール語版の方が好きなんですよ。
その曲とはセカンドアルバム「Shepherd Moon(シェパード・ムーン)」に収録されている「Book Of Days(ブック オブ デイズ)」なんです。
【Book Of Days(ブック オブ デイズ)ゲール語版】
【Book Of Days(ブック オブ デイズ)英語版】
ご覧のとおりこの英語版は映画のサントラとして作られた感じなんですよ。
しかも!この映画「遥かなる大地へ(Far And Away)」はトム・クルーズ、ニコール・キッドマン主演で、この映画を切っ掛けに、この二人は結婚したという曰く付き?の映画なんですよw
このトム・クルーズとニコール・キッドマンの若かりし頃のPVを見てもお分かりいただけると思いますけど。
この「Book Of Days(ブック オブ デイズ)」はそれだけ古い曲なんです。
どうですか?全然色褪せた感じはしないでしょう?w
こんな事は個人的な感覚、趣味嗜好と言われるかも知れませんが、同じ感覚を持たれる方も多いはず…だと思いたい!w
そしてサードアルバム「The Memory of Trees(メモリー・オブ・ツリー)」のアルバムタイトル曲「The Memory of Trees(メモリー・オブ・ツリー)」で感じた事は、本当にEnyaのアルバムにハズレなしで、永遠に聴いていられるな~って、感じた次第です。
ちなみに、エンヤの本当のファーストアルバムはゲール語全開の日本名「アイルランドの風(The Celts)」であって「Watermark(ウォーターマーク)」じゃないんですよ。
しかし、世界的大ヒットしたメジャーデビューアルバムと言う位置づけで「Watermark(ウォーターマーク)」が常に前面に出ちゃうんでしょうね。
【ケルツ(The Celts)】
また、セカンドアルバム「Shepherd Moon(シェパード・ムーン)」とサードアルバムの「The Memory of Trees(メモリー・オブ・ツリー)」リリースの間にも「アイルランドの風(The Celts)」のリマスター版で、タイトル変更された「ケルツ(The Celts)」がリリースされていすが今回は省いて書かせて頂いています。
あえて「Watermark(ウォーターマーク)」「Shepherd Moon(シェパード・ムーン)」「The Memory of Trees(メモリー・オブ・ツリー)」という三大メジャーアルバムという事で、このリリース順が分かりやすいと思ったので、正確なリリース順ではないですが、この順でご紹介させていただきました。
何しろEnyaを語るには一番、語りやすいのが、このメジャーアルバム三部作なので、その辺はご理解ください。
そしてアーティストとして大尊敬するEnyaですが、未だにライブコンサートは一度も行っていないんです。
理由は自分の思い描く音楽をライブでは表現できないから…っと言う事らしいです。
また、そう言うこだわりの部分も彼女を尊敬する部分で、僕も真似をして未だに自分から個展はした事がないんですw(言い訳まじりですがw)
まあ、ギャラリーやら知り合いに頼まれて何度かは個展をしましたが…自分の思う表現が出来ないので…w
そんな偉大で尊敬する唯一無二の色褪せない偉人級アーティストEnyaが大好きな皆さん、そして、初めてEnyaを聴いて好きになった皆さんとEnyaの音楽をシェアできたら幸いです。