「セックス・ピストルズ」、「クラッシュ」、「ダムド」などのパンクロックを聴きながら、イキリ小僧を僕もやっていたわけですが。
当時は日本になかなかこう言うパンクをコンセプトにしたショップも無く、基礎となる「パンクヘアー」「ダブルの革ジャン」「皮パンツ」「ハーフロングブーツ」など、これと言ったイメージ合うアイテムが東京などならともかく地方では、ほぼ皆無…
まず、「パンクヘアー」、僕などはシド・ヴィシャスがしていて「パンクバック」がしたかったわけです!
そりゃファッションに理解がある「若いお姉さんがやっている美容室に行かないとw」って、友達に言われれて、さっそく、紹介してもらった美容室へ!
当時、田舎では、なかなか「パンクバック」にしてくれって言う客も来ないし、お姉さんもパンクなるモノにまだまだ知識が深くない時代!
音楽雑誌を持参して、掲載されていたシド・ヴィシャスを見せて、これにしてください!とお姉さんに注文したら、シドの写真を見てお姉さんも「カッコいい」とノリノリでツンツンヘアーにしてくれたよ。
その後、数年は色々な髪型を注文する僕を使って、お姉さん方は人体実験をされていましたw
まあね、後々の話しになるけど、マンガ「NANA」の「レン」に女性がキャーキャー言うのはシド・ヴィシャスがカッコ良かった証明みたいなものかなw
本当に見た目も生き様もカッコよかったからねシド・ヴィシャスは。
ちなみに「NANA」で「レン」が首にしていた「R」と入った南京錠はシド・ヴィシャスが実際に付けていたタイプだけど、当時はどこにも売って無かったな。
まあ、シドにもレンにも、似ても似つかない僕がパンクバックをして「R」鍵をしたところで、女子からキャーキャー言われる事はまったく無かったわけですが…w
次にね「ダブルの革ジャン」これはね、バイクショップへ行けば有るのだけど、少年のお小遣いでは中々お高くて、頑張ってバイトして、ビニール製の偽物?を買った。
そして「皮パンツ」これもねビニール製のやつを買ったけど…ピチピチの買うと強度が無くて直ぐに破けたので、スリムの黒のジーンズ代用していた。
そして次「ハーフロングブーツ」これはね周りにいる小僧共が、鉄工所などで使う安全靴を履いていたので、ハーフロングで横にベルトが二つ付いていたのを買ってはいてたよ。
これは他に比べて安いけど本革が使われていたよ、ただ重いから直ぐに疲れるんだよねw
まあ、田舎の元パン小僧の青春はこんな感じでしたw
懐かしの日本パンクムーブメントを皆さんとシェアできたら幸いです!