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【映画】SF映画「サイレント・ランニング(SILENT RUNNING)」

 先日、紹介した「インターステラー」に続き、SF映画の傑作のご紹介!

 

 タイトルは「サイレント・ランニング(SILENT RUNNING)」


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 「サイレント・ランニング」が公開されたのが1972年、これより4年前の1968年に公開されたのが「2001年宇宙の旅」で、そして5年後の1977年に公開されたのが「スターウォーズ」なんだけど…

 

 「サイレント・ランニング」は「2001年宇宙の旅」と同様に「スターウォーズ」が公開されるより、以前の映画で、当時「猿の惑星」に食いつぶされた映画と言える作品なんだよね。

 

 

 

 そして「スターウォーズ」の大ヒットで、起きた一大SFブームにより、掘り起こされた名作で、その素晴らしさを再確認された映画でもあるよ。

 

 境遇も、復活も「2001年宇宙の旅」と同じって事だね。

 

 たぶん21世紀の今でも通用する内容の映画だと思う!

 

 それで、このSF映画サイレント・ランニング」は「インターステラー」同様にSF地球クライシス物なんだけど。

 地球が壊滅するようなストーリーではなく、人類の食料危機或いは人類絶滅危機的な内容で。

 それでいて、地球でのストーリー展開は一切なくい!

 

 ヴァリー・フォージ号という一隻の宇宙船だけでストーリーが展開されて行く映画なんだよ。

 

 まあ、人を乗せて移動する宇宙船と言うよりは、宇宙ステーション、もしくはスペースコロニーに近い役目を担っている船なんだけどね。

 

 それで、どういう役目を担っている船かと言うと、地球上で植物が育たなくなり、種の保存と、再び地球で植物が復活できるまでの避難的な役割を与えられたミッションなんだよ。

 

 ストーリーは、そんな植物シェルターの役割を担っていたヴァリー・フォージ号に、ある時、地球から植物を必要としない技術が開発されたので、プラントエリアを放棄爆破して帰還せよとの命令が下される少し前から始まる。

 

 そして、その命令に植物学者の主人公ローウェルは怒りを感じ、命令に対して、考えが相いれない、他2名が爆破の準備をしている所を殺害…

 そして、ヴァリー・フォージ号の進路をローウェルは木星へと軌道修正して、悲しき逃避行を始める事に…

 

 地球には事故を装い、音信不通にし、宇宙船のメインテナンス用のロボット3体と共に逃避行の日々を過ごす中…

 

 ロボットの1体が船外活動中に事故で居なくなり、それを機に残り2体へ「フューイ」「デューイ」と名付け、ペット或いは人間的な仕草をするようにプログラム変更して、ドンドンと感情移入していくローウェル…

 

 そして、来るべき時が近づいて来た事を知り、地球からの救助が来る前に、太陽から遠ざかったことで、植物が枯れ始めたので紫外線ライトを設置するなどの処置をして。

 

 更にはデューイに植物の世話の仕方を教え…

 

 最後は故障で動けなくなったフューイと共に船にローウェルは残り、デューイと植物を乗せたプラントドームをヴァリー・フォージ号から切り離し、銀河の彼方へと送り出した…

 

 最後の仕事を終えた、主人公ローウェルとフューイはヴァリー・フォージ号と共に最後を迎える…

 

 まあ、ほぼ「サイレント・ランニング」ネタバレの内容だけど、これを知った上でも楽しめる映画だと思うよ。

 

 それで、ちょっとした「サイレント・ランニング」の小ネタだけど。

 

 後に大ヒットした「スターウォーズ」に登場する「R2-D2」のモデルになったのが、この「サイレント・ランニング」に登場した「フューイ」「デューイ」なんだよね。

 

 

 以前も書いたけどR2の相方「C-3PO」の方は「メトロポリス」に登場した「マリア」という事で、スターウォーズが過去の名作SFのオマージュを捧げた映画でも有る事も再確認できる一作です。

 

 

 

 そして、もう一つ!「サイレント・ランニング」の主人公ローウェル役は「ブルース・ダーン」という俳優さん…

 

 もう、この俳優さんを知らない世代も多いと思うけど、「ジュラシックパーク」「ジュラシックワールド」でエリー・サトラ―博士を演じた「ローラ・ダーン」のお父さんなんだよ。


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 本当に親子揃って名作をこするよな…w

 

 さて「サイレント・ランニング」をネタバレしながらご紹介したけど、この映画を観てみたい…と思われた方々とシェアできたら幸いです!