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【映画】 嘘のような本当の科学が詰まったゴリゴリ物理学映画「インターステラー」

 「インターステラー」という2014年に公開された映画なんだけど、物理学のマメ知識を持って観たら本当に面白い映画なんだよ。

 


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 いや~小難しそうな映画だな~って思った人も、根本は父と娘の感動的なストーリーだから、その部分にフォーカスして観ても十分に面白し、感動する!

 

 一方、この映画「インターステラー」はゴリゴリの物理学映画で、現役の物理学者も監修していて、ストーリー内で登場する「ガルガンチュア」と名付けられたブラックホールの映像は過去に無い精度のCGで描かれていて、計算式とかが物理論文として学会に発表されたぐらいにゴリゴリ物理の一面もある。

 


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 まあ過去にも同じように超リアル科学を追及した、原作「アーサー・C・クラーク」、映画は奇才「スタンリー・キューブリック」監督が描いた「2001年宇宙の旅」があるが、こちらは科学に興味がない人は途中で寝てしまうような長編映画

 


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 だけど「インターステラー」は科学に興味の無い人でも楽しめるし、家族愛モノに弱い人はハンカチの用意が必要かも知れない映画なんだよ。

 

 ご紹介する映画のネタバレを避けたいので詳しくは書かないけど…

 

 始まりは地磁気の異変で地球がもう死を迎え始めている状態から、ストーリーは始まる。

 

 まあ、今の宇宙開発の現状は知識が無い人でも分かると思うけど、人類が一番遠くまで行ったのはお月様までなんだよねw

 

 だから地球のすぐ隣に有る火星ですら、無人機で探索するのがやっとで、有人で到達した実績も状態だよね…

 

 そんな状態で「もう地球は壊れます」って突きつけられたら、もう、死に際をどうするかを、考えるしかないんだよ。

 

 それでこの映画「インターステラー」は、そんな人類がなんとかして、移住できる惑星を探すっていう映画なんだけどね。

 

 当然、探しに行く人達は片道切符で旅立って行くわけですよ。

 

 そして行きついた所から「ここに住める惑星があるよ~」って連絡するのが役目。

 

 それでストーリーは既に秘密裏にNASAが何組かの探索隊を送っているけど、何年たっても音信不通…

 

 だから、どうなっているのかも分からない状態。

 

 それで最後にもう一度、人を先行隊が向かった候補の惑星へ望みを託して送る事になり、そこで主人公の親子が、それに巻き込まれて行くわけ。

 

 お父さんは元・宇宙飛行士テストパイロットで既に引退して農家をやっているんだけど、死を迎える地球では作物が育たずに苦労している状態で…

 

 そして一方、娘は日頃から家で本が棚から落ちるポルターガイストに悩まされている状態…

 

 ところが、このポルターガイスト現象が、この映画「インターステラー」の重要なポイントで、この超常現象こそが、ガッツリと物理学とリンクしているんだよね…w

 

 そこで、量子物理学というジャンルの豆知識を持っておくと映画「インターステラー」という映画がより楽しくなる!

 

 この量子っていう、この世で一番ちいさいモノは、一般常識が通用しない代物でなんだよw

 

 例えば、量子は我々の身の回りに無数に有て、常にホコリのように空間を漂っている。

 

 そして、我々が存在する空間には小さい量子だけが通り抜けられる、次元と次元、過去と未来へつながる「ワームホール」という穴が有って、量子はそこを自由に出たり入ったりしているんだよ。

 

 例えば、恐竜が居た時代から、数千年後の未来を行ったり来たりしているのね、凄いでしょう!

 

 これだけでも「え!」って思わない?

 

 これはオカルトでもSFでもなく正しく量子物理学の話しなんだよねw

 

 また、アインシュタインって言う物理学者は、まあ、皆さん知っている方も多いでしょう?

 

 このアインシュタインが晩年に「不気味」と言って解決出来ずにこの世を去った理論が有るんだけど…

 

 その名も「量子もつれ」…

 

 簡単い説明すると、一度、関連性を持った量子同士は宇宙の端と端に引き離されても、三次元から十一次元に引き離されても、一方が何かに反応すれば、時差も無く同調してもう一方が反応するっていう現象の理論なんだけど。

 

 何ものも光の速度を追い越せないって言う定説を「量子もつれ」が打ち砕いたわけ…

 

 結局、アインシュタインは「そう言うモノ」って事で落ち着けてこの世を去ったんだよ。

 

 それと、もう一つ「ウラシマ効果」って聞いた事ないかな?

 

 これは、高速で移動している時には時間がゆっくり流れるっていう現象なんだけど。

 

 よく例えられるのが、双子が、一人は地球に残り、もう一人は高速宇宙船で旅行に出かけて帰って来たら、地球に残った方の子供がお爺さんになっているっていう話しなんだけど、有名な例え話だから知っている人も多いと思う。

 

 まあ、ちょっと長めに物理の豆知識を書いたけど、この辺を踏まえて、映画「インターステラー」を観るとより面白く観られると思うよ。

 

 今回はこんな所かな、「インターステラー」に興味がわいたっていう方々と物理の豆知識をシェアできたら幸いです。