ART-Explorer tom blog

クリエーターの脳内思考を垣間見せるブログです!

【アート・仕事】 木製パネルに水張りしてイラストコンテストへ…

 今時、イラストコンテストへ出品する時は、データ出品だったり、現物出品でも「ハレパネ」にアルミフレームだったりする…

 

 でもね、昔からのイラスト作品の出品方法で募集されるコンテストも有る。

 

 昔からの出品方法?

 

 いや、イラストを描かれている作家さんなら、今でもご存知かも知れないが。

 

 Bサイズの大きさの木製パネルに、画用紙に水を含ませて、濡れて膨張している紙をパネルにホッチキス(タッカー)で張り、乾燥した時にはピン!とシワも無く張れる方法が有るんだけど。

 

 

 

 そもそもBサイズって日本固有の規格で、国際票受規格はAサイズなんだよ!

 

 もう21世紀なんだし、いい加減に国際標準規格に統一してくれないかな…

 

 美術系の学校ではいと、普通の学校ではこんな事を教えるはずないしね、中々、世間に浸透しないし、いつまでたっても改革されない事柄なんだろう‥

 

 因みに、僕の場合はコンテストに合わせてデモンストレーションで作品を木製パネルに水張りで作品の出品を今でもやっているんだけど…面倒くさいんだよねw

 

 慣れてるとは言え、手間がかかる事は間違いない!

 

 しかも、僕の場合はCG作品なので、大判出力したB2サイズとか、B1サイズのを、パネルに合わせて水張りするという、特殊な張り方をしているので、さらに面倒くさい!

 

 手描きで作品を製作されている方は、水張りした後に絵を描くからまだ良いけど、それにしたって面倒は面倒なんだよ。

 

 いい加減に「ハレパネ」出品に変えて欲しいんだけどね…

 

 

 そして、木製パネル出品はそれだけでは終わらないんだよ!

 

 まず、作品が完成したら!

 

 水張りで使ったホンチキス(タッカー)が、他の作品を傷つけないように、また、見た目も綺麗に見せる為「水貼りテープ」なる物を、仕上がった作品の縁に張らなくてはいけない…

 

 この「水貼りテープ」とは、切手などのように濡らして貼り付ける紙製テープのこと。

 

 

 そして、すべてが終わり、乾いたら最後の試練がまだある!…w

 

 さらに、面倒な工程が、パネルの保護用ビニールなる透明フィルムを張らなくてはいけない…

 

 面倒くせ~~~~!

 

 このフィルムは伸縮するので、力いっぱい伸ばしながら、対角にホッチキス(タッカー)を打ち込んで行かなくては、綺麗に張って行く面倒な代物…

 

 このフィルムが綺麗に張れるか否かで作品の見栄えに大きく影響するシビアな工程でもあるんだけど。

 

 本当に面倒で、指がバカになるぐらい、引っ張って貼らないとダメなんだよ…

 

 そこまでする必要はあるの?って思うかも知れないけど、コンテストが夏場だったら、暑さでデロンデロンにフィルムがなっちゃって、審査にかかる時にはグニャグニャで、作品を印象をすこぶる悪くしてしまう…

 

 だから保護用ビニールは限界ぐらいまで引っ張って貼らないと、良くないんだよね。

 

 因みに、ビニールに打つホッチキス(タッカー)だけど、これはパネルの後ろ側まで巻き込んで、打ち込むという、さらに面倒くさい工程を強いられる!

 

 もう、勘弁してください…w

 

 もうね、本当に「ハレパネ」と「アルミフレーム」にしてくれたら、こう言う面倒な事はしなくても、見栄えも良くなるんだよ!

 

 

 保護フィルムを使わなくても、アルミフレームには保護用の透明プラ板がついたのも有るし、これを使えば、使いまわしできて、見栄えも良いし、かさばるパネルが家の中を圧迫していく事もない!

 

 なんで、木製パネルにこだわるコンテストが未だに有るんだろうね…

 

 今回は伝統?の木製パネルでコンテストへ出品する面倒くささを愚痴りましたが、これに共感して頂ける方々とシェアできたら幸いです!