少年ジャンプで寺沢武一先生の「コブラ」を見た時は新鮮だったな…
と言うもの、今では有りがちなアメコミ風のマンガはたぶん寺沢先生が最初だと思うんだよ。
アメコミのごってりした作画に繊細で細かい描き込みはアメコミの雑な感じとはまた別物だった。
それに驚いたのは、当時、寺沢先生はアシスタントを使わずにマンガを描かれていた事なんだよ。
ともすれば大友克洋先生なみの細かい描写を描かれていたのに一人で仕上げられていたんだよね…凄い!
ただね、最近でも週刊少年ジャンプに連載されていた「ブラック・クローバー」の原作者、田畠裕基先生が週刊から月刊の少年ジャンプGIGAへ移籍されたけど、それだけ週刊での連載はきついんだよ。
それを寺沢先生はアシなしで頑張られていて、まあ結局、移籍はされたけど、そうとうきつかったと思う。
本当にマンガ家という職業は命を削る職業なんだな…ってつくづく思うよね。