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クリエーターの脳内思考を垣間見せるブログです!

【ゲーム・趣味】「ARK: Survival Ascended」&「ARK2」に必要なPCスペックパーツごとに考察&紹介!後編(電源・ビデオカード・モニターまで)


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 さて、前編に引き続き「ARK: Survival Ascended」リリース前のPC版のスペック考察していきたいのですが。

 

 最初にPCで一番、地味ですが事故を起こすと大変なパーツが有るんです!

 

 それは「電源」です! 事故ると火災につながる可能性も有るので重要なパーツです!

 

 

【考察:電源】

 ゲーミングPCと言えばBTO(ビルド トゥ オーダー)パソコンと言っても過言では無いのですが。

 

 要するに全てが決められたパーツで販売れているメーカー品のPCとは違い、PCを構成するパーツを選んでオーダーして制作してもらって購入する形のPCなんですね。

 

 正しく名前通り「ビルド トゥ オーダー」注文して組んでもらうタイプのPCです。

 

 まあ、近年ではゲーミングPCとして「GALLERIA (ガレリア)」とか「G-Tune (G-チューン)」と聞けば分かって頂けると思いますが。

 

 要するに、これはオーダーメイドPCのブランド名の事だと思ってください。

 

 これらのオーターメイドPCをWebオーダーするかたちで各パーツが選べるようになっていて、その中に「電源」が選べる項目がちゃんと有るかと思います。

 

 たぶん、初めてオーダーされる方はこの電源選びに迷われたりするんですよね。

 

 一番に分かりにくいのが「80PLUS」と記載された部分かと思います。

 

 例えば「80PLUS BRONZE(ブロンズ)」とか「80PLUS GOLD(ゴールド)」といったところで「?」となるのではないでしょうか?w

 

 要するに電流の変換効率のグレードを示す規格が「80PLUS」という規格なんですね。

 

 例えば、家庭のコンセントから引いた「交流電気」をPCで使える「直流電気」に変換する効率のランク付け規格と言うわけです。

 

 まあ、分かりやすくPC電源の発熱量を左右するランク付けと理解しておいて良いでしょう。

 

 「80PLUS」には現在グレードが「チタニウム」「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「スタンダード」の6グレードが有って、まあ、皆さんは直感的に良いグレードの順位はお分かりになるのではないでしょうか。

 

 最近のバトル系ゲームをご存知の方なた上記のランクでどれが良いランクかを直感的にご理解いただけるでしょうw

 

 念のために付け加えると、例えば「600w 80PLUS チタニウム」と「600w 80PLUS スタンダード」とでは変換効率に差が大きく有って、チタニウムの方が変換効率が良くて発熱しにくくて、スタンダードの方が変換効率が劣るので抵抗が大きく発熱量が多いって感じです。

 

 そして当然チタニウムの方が高額で、スタンダードの方が安価って事でもあります。

 

 極端な話しですが、その差は安全保障の差でも有ると思っていただいて良いかと思います。

 

 まあ、本当に危険と言われるモノは、そもそもが「80PLUS」の表記が無い怪しい中華製とかなのでスタンダードなら、まあ安心はできるかと思います。

 

 また、実際にARKのようにPCに負荷をかけるゲームの場合はPCの冷却度合いにもつながり、冷却ファンがもの凄い音を立てる騒音問題も左右する部分でも有るかと思います。

 

 その辺はワット数にも左右される部分でも有りますが、ゲーミングPCの電源は大体600w~700wぐらいが推奨されています。

 

 あと「80PLUS」規格のグレードもチタニウムやプラチナで無くてもゴールドからブロンズの間で有れば、問題ないと思うのですが、やっぱりおすすめはゴールドぐらいが良いと思います。

 

 ◎700w 80PLUS GOLD(ゴールド)

  余裕を見れば700w 80PLUS GOLDぐらいが良いと思います。

 

 

 ◎600w 80PLUS GOLD(ゴールド)

  まあ問題なく使えるものであれば600w 80PLUS GOLDぐらいでしょうか。

 

 

 

 さて、ARKプレイするにあたり、もっとも注力しなくてはならないパーツがビデオカードですね!

 

 それではビデオカードの考察に入って行きたいと思います

 

【考察:ビデオカード

 今回、もっとも重要なパーツと位置付けられるのがビデオカードなんですね!

 

 先ごろ「ARK: Survival Ascended」ついてスタジオワイルドカードよりCommunity Crunchでグラフィックエンジンに関する重要なアナウンスが有りました。

 

survivetheark.com

 

 「ARK: Survival Ascended」のグラフィックエンジンに関してNVIDIA社との従来からのパートナーシップを改めて継続し、NVIDIA社が推進するDLSS(ディープランニング スーパーサンプリング)や、その他のテクノロジーを採用してゲームを制作していく…と宣言しちゃいました!

 

 簡単に言えば「ARK: Survival Ascended」や「ARK2」の本領発揮させたいならNVIDIA社のグラフィックカード、RTXシリーズを使ってねって事なんですね。

 

 更に、本当の本気で「ARK: Survival Ascended」や「ARK2」をプレイするならば、RTX40シリーズをつかってね…というアナウンスと言って良いでしょう。

 

 ハッキリと運営のスタジオワイルドカードはARK: Survival Evolvedに既にゲームコードを組み込んでおり…

 

 …と書いているので、2018年からARKにはDLSSのコードが組み込まれていたって事で、そのデバックを両社で共有して開発をして来た事を匂おわせています。

 

 そして運営のスタジオワイルドカードは2018年から続くNVIDIA社とのパートナーシップを今後も継続しつつ、更に「ARK: Survival Ascended」、「ARK2」でも変わらずにパートナーシップを継続していくと宣言したかたちですかね。

 

www.nvidia.com

 

 

 そうなると気になるのが、もう一つのグラフィックエンジンのメーカーAMD社についてはどうなるのか…っと気になるところです。

 

 その辺りについての話しは後回しにして「ARK: Survival Ascended」で本格採用が宣言されたDLSS(ディープランニング スーパーサンプリング)について少々お話ししたいと思います。

 

 さて、DLSS(ディープランニング スーパーサンプリング)って…何?…そうですよね!

 

 よく分からないと思います。

 

 簡単に言ってしまえば、低画質の画像データを元にして、高画質(4K,8K)の画像を再現するという技術なんです。

 

 「ARK: Survival Ascended」の公式のアナウンスでも低画質データで高画質(4K,8K)を再現して、ヌルヌルで動きますよ…的な事を売りにして宣伝していましたよね?

 

 この宣伝とDLSSが持つ技術の特徴が合致する事からも分かるとおり。

 

 以前からワイルドカードが言っていた事はDLSSを採用する事を言っていたのでしょう。

 

 このDLSSの低画質データで高画質(4K,8K)を再現する仕組みは、どう実現しているのかと言うと「AI」を使用して実現してるんですね。

 

 AIの画像生成技術を使って、例えば720dpiの画像を元に4K画像に生成するという技術なんです。

 

 実際にAIを使用して低画質データを高画質にするフリーサービスなんかも有り、気になった方は一度、体験して見てください。

 

 DLSSのようにAIを使った高画像生成技術を体感していただけると思います。

 

kakudai-ac.com

 

 ARKのゲーム内で動き回ると、その都度にNVIDIAのRTXのグラフィックカードに搭載されたAIが720dpiの画像データを4K画像にしてモニターへ出力してくれるという事なんです。

 

 NVIDIAのRTXシリーズにはAIプログラムだけでなく、このAIが使用する専用チップが搭載されていて、ハードウェア的にガンガンとゴリゴリと力技で画像生成していくしくみなんです。

 

 もちろんこのシステムはNVIDIA社の特許で残念ながらAMD社は使用できません…

 

 この辺の両社製品の比較ベンチマークなども盛んにされていますが、結論から言うとAMD社はまったく太刀打ちできない状態です。

 

 ただし!言っておきますが!AMDグラフィックカードRadeonで「ARK: Survival Ascended」や「ARK2」がプレイできないと言う事ではありません!

 

 あくまでも運営のアナウンスに有る高画質が実現できないと言うだけで普通にプレイできます!

 

 何ならAMD社はDLSS対策で「FSR (FidelityFX)」という技術で対抗しようとしています。

 

www.amd.com

 

 しかしながらARK運営の発表のニュアンスからAMDの「FSR (FidelityFX)」を放棄したのでは…的な臭いがするんですね。

 

 将来的に「FSR (FidelityFX)」を採用するという展開も望みたいところですが、今のところ残念ながら、そういう気配は感じません。

 

 ちなみにコンソール機のPS5、PS4XboxのグラフィックエンジンはAMDなので「ARK: Survival Ascended」や「ARK2」などがプレイできると言う事は、AMD社のグラフィックカードでも、それなりに動作はしてくれそうです。

 

 

 

 まあ、飛びぬけた快適な高画質は期待できないけど、問題なく動作して楽しめるとは思います。

 

 そして、もう一つARKのコンソール機で思い浮かぶのがNintendo Switchだけど、こちらのグラフィックエンジンはNVIDIAを搭載している。

 

 

 Nintendo Switchは、DLSSは非対応だと思うけど、将来的に何らかのサポートを受ける可能性はAMD勢よりは高いと思う。

 

 

 結果、AMD社製のグラフィックカードであるはRadeonはアナウンス通りの快適な高画質は期待できないとは思うが、そもそも、現在では画像なんて何もしなくても普通に綺麗だし、無理してNVIDIAにこだわる必要もそれほど無いと思うね。

 

 

 さて話しを戻すと、このDLSSが使用出来るグラフィックカードNVIDIAGeForce RTXシリーズだけ、そして現在、最新版のDLSS3.5を使えるのはRTX40シリーズからということ…

 

 ただ、AMDグラフィックカードを使用できるのだし、RTXシリーズの全世代のGTXシリーズも一応、動作はするとは思うがRTXシリーズほどは期待しない方が良い。

 

 また、RTX40シリーズより前のRTX30シリーズでもバージョンは下がるけど、DLSS2.0は使えるので画像は従来よりもはるかに良いはず。

 

 しかし、RTX40シリーズより画質が落ちると言っても、RTX20シリーズでさえDLSSを使えば、旧世代のGTX1080ti又はその上位のグラフィックカードのTITAN Xpを上回る4Kのスペックを叩き出すからRTX20シリーズだからと言って悲観する事も無いので安心して良いと思うね。

 

 …ただ、逆に言えば、最新のGeForce RTX4090を使って8Kの画質プレイするのがそんなに必要か?って思うんだよ。

 

 7,680×4,320ピクセルの約3,318万画素の8kモニターはめっちゃ高いんだよ…必要か?

 

 

 だから今のところは、普通にRTX30シリーズであれば大満足はできると思うし、何ならRTX20シリーズでも4kだし、8kまでは不要だと思うんだけどね…

 

 ◎Nvidia GeForce RTX 3080Ti (12GB)

 いやこれで十分だと僕は思うけど、これぐらいのスペックが有れば「ARK: Survival Ascended」以外にも個人のPCへ画像生成AIの導入もできてしまうれべる!

 

 ちなみに画像生成AIは固定のソフトウェアじゃなくWebブラウザをUIに使用するからインストールしたら日頃使用しているブラウザで操作する形で「stable diffusion web ui」が今のところ無料で使用できるAIである。

 

stablediffusionweb.com

 

 ◎Nvidia GeForce RTX 2080(8GB)

 自分のPCのグラフィックカードGeForce RTX 20シリーズだしな…っと悲観する事も無い!

 

 

 

 さて、もう一つのグラフィックカード会社であるAMD社だが、CPUの時も世界に有るCPUメーカーはIntelAMDだけで、安定したCPUはIntelの方…などと書いたけど。

 

 このグラフィックカードも世界で2社だけなんだよねw

 

 もちろAMD社と今度はNVIDIA社なんだけど、最近ではIntel社もグラフィックカードを出していたりするんだよw

 

 

 まあ前出の2社に比べればIntelはまだまだな感じはするんだけどね。

 

 だから今のところゲームをするグラフィックカードGPU)に関してはAMD社とNVIDIA社の2択で良いかと思う。

 

 ◎AMD Radeon RX 6800XT (16GB) DirectX: バージョン12.1以降

  期待されるパフォーマンス 1440p @ 60fps、中~高設定

 

 

  これがAMDで海外ニキが推奨しているグラフィックカードだけど…

  GeForce RTX 40シリーズの一世代前のGeForce RTX 3080Ti (12GB)の方が全ての

  パフォーマンスにおいて勝っている。

 

 

 ◎AMD Radeon RX 5700XT (8GB)  DirectX: バージョン12.1以降
  期待されるパフォーマンス 1080p @ 60fps、低~中設定

 

 

  上記のAMD Radeon RX 6800XT (16GB)でパフォーマンスで負けている事を考えれば

  AMD Radeon RX 5700XT (8GB)の方はあれこれ言わなくても分かってしまうね。

 

 

 まあ言ってしまえばNVIDIAのDLSSとAMDFSR (FidelityFX)には決定的な埋めようの無い差が有るんだよ…

 

 NVIDIAのDLSSはグラフィックカードにAIが専有できる回路が組み込まれているんだよね、一方でAMDFSRは動作プログラムで何とかしようと試みているんだよね。

 

 この差をレーシングカーに例えると、自動車メーカーがエンジンそのものを最初から新技術を使って開発し、技術特許まで取得しているオリジナルハイスペックマシーンと…

 

 借り物の技術を駆使して開発している、チューンアップメーカーが従来のレース用エンジンを改造して対抗しようとしている、そんな感じなんだよ。

 

 根本的に勝ち目はない感じなんだよ、ただARKのプレイヤーがガンガンのレーシングカーを望んでいるかどうかなんだよね。

 

 たぶん僕もそうだけど、そこそこ快適にプレイできたら良いって考えてる人の方が多いと思うんだよね。

 

 だから、現状の自分のPC環境と相談しもって「ARK: Survival Ascended」と「ARK2」が安定的にプレイできる環境を構築して行くレベルで良いんだよ。

 

 まだ「ARK: Survival Ascended」がどんなゲームになるのか映像すら無いので、あれこれ前後編にわたって考察してきたけど。

 

 まだまだ海の物とも山の物とも分からないし、ARKを愛する皆さんと考察をシェアできたら幸いです。